外壁塗装時の注意事項

当社では、外壁塗装をする際に必ずお客様へお伝えしている注意事項があります。どこの会社を選んだとしても、覚えておいて損がない注意事項ですので、これから外壁塗装を考えていく方は把握しておくと役立ちます。

①工事期間中の洗濯物

基本的に工事期間中の洗濯物はお家の中で干して頂く形になります。

理由は、選ぶ塗料によって匂いが強い物もありますし、施工中は刷毛やローラーを使って塗装をしていきますので、外に洗濯物が干してあると塗料が付着してしまう危険性があるからです。ですので、特別な理由が無い限りは中で干して頂くのが一般的です。また、当社で施工する際もお客様に事前に伝えお願いしてます。

かなり珍しいケースですが、お客様から「洗濯物が干せないと困るし、ベランダの中の壁は日が当たりにくいから、そこ以外塗装してください」なんて言わる事がありますが、当社は外壁の一部を塗装をしない施工は承っておりません。

もし仮に「一部塗装無しでいいなら、洗濯物を外で干してもOKです」なんて言う会社があるとしたら、あまりオススメ出来ません。そもそも、一部だけ塗装をしないという事はお客様にとってデメリットでしかないからです。いくら日が当たりにくい場所といっても、外壁は常に外にあります。劣化がないように見えても、少なからず多少の傷みは出てきているはずですので、説明も無しに一部塗装なしでも請け負ってしまう会社は最初からお願いしないようにしましょう。

②工事期間中の駐車

工事期間中、基本的にはお客様の車はお家の前に止める事が出来ません。※駐車スペースの広さや場所によっては例外の場合もあります。

塗装工事が始まると、足場組立・解体時に足場の材料を乗せた大きな車が入ったり、職人や担当者の車が頻繁に停まったりします。その他に、工事に使う資材を置くスペースが必要になり、そのスペースとして基本的には駐車場を使わせて頂きます。

理由はこれだけでなく、一番重要なのが【メッシュシートなどに付着した塗料(塗料カス)が乾き、強い風が吹くと飛んでしまう】可能性がある事です。塗料カスがお客様の車に付着した状態で長時間放置すると中々取れなくなってしまうため、そのリスクを回避するために、工事期間中の駐車はお家から離れたスペースに停めて頂くようお願いしてます。

ご近隣様には、当社の担当者が工事前に事前に注意点を伝え、場合によっては車にカバーを被せたり、トラブルが無いよう努めています。

③お家周りの家財

お家の周りに物置や荷物などの家財を置いている場合は、足場を組み立てる前にお家の中に入れて頂くか、外壁から離して置いて頂かなくてはなりません。

この作業は基本的にお家の方にお願いしています。

会社側で移動を行ってしまうと、破損が起きた際にトラブルになるからです。

簡単に動かせる物であれば問題ないと思いますが、物置などの重たいものは特に注意が必要です。物置は中身を取り出しても、そのもの自体が重たいと移動させるときに歪んでしまい建付けが悪くなってしまったり、施工後に元の位置に戻す時に並行が取れず使いにくくなったり、様々なトラブルが起きます。ですので、基本的には家財の移動はお客様自身にお願いしています。

当社も出来る限りの協力はさせて頂きますが、工事前の家財の移動に関しては保証が出来ませんので、予めご了承頂いた上で、ご相談ください。

その他注意点

  • 室外機・エコキュート
  • 基本的には塗らない一部の付帯物
  • 木部塗装
  • 破風板・鼻隠し
  • 軒天
  • 足場組み立て・解体時
  • 塗料の臭い
  • 植物

室外機・エコキュート

室外機やエコキュートは基本的に外壁にくっついています。

この場合、移動して手が入るスペースを確保して塗装するか、移動できないものに関してはくっついている部分の外壁を塗ることは出来ません。ギリギリまで塗装する事は出来るので、大きく目立つ心配はありませんが、塗装後、すぐに室外機やエコキュートを交換する場合は注意が必要です。

もし直近で室外機やエコキュートを交換する予定がある場合は、外壁塗装のタイミングで一緒に交換する事をオススメします。しかし外壁塗装とタイミングを合わせるのが難しい場合も多いです。

基本的に、当社では塗装完了後にお家で保管する用の【予備の塗料缶】をお渡ししております。室外機やエコキュートを交換した時に、その塗料を使ってお客様自身で塗装をして頂くか、お困りの場合は、当社の担当者へご連絡頂ければ、その部分だけ無料で塗装をすることも可能です。

あくまでも、当社がお渡しした塗料缶での補修となりますので、予めご了承下さい。

基本的には塗らない一部の付帯物

当社の外壁塗装工事では、基本的に塗れる箇所は全て塗ります。しかし下記の表の項目にあるものは、塗るとデメリットが多かったり、専用の塗料での施工になったりするため、特別ご相談が無い限りは施工を行っておりません。

塗装できない個所理由
シャッターシャッターは基本巻き込み式の場合が多く、巻き込む際に塗装した部分が擦れ、剥がれてきてしまう可能性が高いため
窓フレーム塗装をすると剥げてきやすく、数年で汚く見える可能性が高いため
玄関ドア専用の塗料が必要になるため
基礎地面に近いため、湿気を溜めやすく膨れてくる可能性があるため(※)
アルミ素材塗装をすると剥げてきやすく、数年で汚く見える可能性が高いため
銅部塗装をすると剥げてきやすく、数年で汚く見える可能性が高いため

(※)基礎はお家の土台になっている部分です。基礎専用塗料もありますので、基礎の状態で判断し提案する場合もあります。

もし、基本的に塗らない部分に関して、塗装や交換の希望がある場合は、ご相談いただければ希望に添える場合がありますので、お気軽にご相談ください。

木部

外壁に、木材が使用されている部分があります。ウッドデッキなども含まれ、この場合は通常の色付き塗料で塗装を行うと、木の風合いが消えてしまいます。既に木目の上から塗装をおこなっているものについては、必要な処理をしてから油性塗料で塗装を行います。

木の模様を生かした塗装を希望される場合は【オイルステイン】という木材用の塗料で提案おります。有名な商品名は【キシラデコール】【ナフタデコール】【オスモ】です。これは素材に染み込ませて使う塗料で、傷みを出にくくすることが可能になります。

【オイルステイン】での塗装の場合は別途で提案していますので、風合いを消さずに塗装したいという方は、予めご相談下さい。当社でも、該当の箇所があれば、点検時にお客様の希望を伺いますので、その時に伝えて頂ければご提案させて頂きます。

破風板・鼻隠

この2つは、通常の塗装とは別で【ファイン浸透造膜シーラー】という材料を使い、下地の表面を保護した後に油性塗料で塗装を行います。そうすることで、通常の塗装のみよりも耐久性が上がります。

この作業を行うか行わないかで耐久性が変わってくるのですが、作業の手間もかかるため、この工程をやる会社は限られています。長く持たせたいという方は、このような細かい所まで気にしてみると会社選びで失敗する可能性が低くなります。

軒天

軒天塗装の際は、お家の軒の種類によって塗料を変えます。

軒専用の塗料もあり、当社では軒の種類に合わせた塗料を使って塗っていきます。外壁塗装と聞くと、一括りに見え、全て同じ塗料を使っても問題ないように見えますが、部分、部分に適した塗料がありますので、合う塗料を選定して塗装を行う事で耐久性を出来る限り伸ばしていきます。

足場組み立て・解体時

工事が始まると一番最初に足場の組み立て作業を行い、最終チェックが終わると足場の解体作業を行います。その時に、かなり大きな音が鳴ります。また、危険な作業のため、職人が大きな声で指示を出す場合もあります。

当社では、事前に担当者からお客様とご近隣様へお伝えしておりますが、外壁塗装をする場合どうしても避けられない作業ですので、予め覚えておいて欲しいポイントです。

塗料の臭い

臭いは、選ぶ塗料の種類によって異なります。溶剤系(油性)塗料の場合は臭いが強い可能性が高く、ご近隣様へも事前にお伝えします。

水性塗料(匂いがほとんどない)を選ばれたとしても、お家の周りにある雨樋などの付帯物を塗装する際は溶剤系(油性)塗料を使う場合がほとんどですので、予め覚えておいて頂きたいです。付帯物の工事は1~2日程度となり、匂いは1日程度で無くなります。

植物

お家周りに動かせない植物がある方は要注意です。動かせない植物については、枝を切断したり、安全のために植物を固定する場合があります。

また、花壇など、下に植えてある植物も、移動の時に踏んでしまう可能性があります。最前は尽くしますが、安全のためにどうしても避けられない場合がありますので、外壁周辺に大切な植物があってどうしても気になる方がいる場合、事前にご相談頂くか、移動できるものに関しては、事前に異動して頂く事をオススメします。


お問い合わせフォーム

    お問い合わせ内容

    確認画面は表示されません。入力内容をよくご確認の上送信ボタンを押してください。

    個人情報の取り扱いについて

    今回ご入力頂いた個人情報については、お問い合わせの対応以外で使用致しません。





    電話やメールでの営業及び勧誘は、一切致しません。